2020年06月06日更新
材料2つ!炊飯器でカンタン!米麹甘酒の作り方
お米と米麹があれば、とっても簡単に甘酒が作れるんですよ!今回は、手作り米麹甘酒の作り方とコツをレビューしていきます。米麹甘酒は難しい手間なし!一度作り方を覚えてしまえば、いつでも自家製甘酒がつくれます。ぜひ一度試してみてくださいね!
目次
- 1 甘酒を自宅で作るメリット
- 2 用意する材料と道具は?
- 2-1 材料は2つだけ!簡単に手に入ります!
- 2-2 準備する道具はこれだけ
- 2-3 今回使用した甘酒の保存容器はこちら
- 3 面倒な手間なし!米麹甘酒の作り方
- 3-1 まずは事前準備から
- 3-2 準備ができたら作り始めよう!ポイントは「温度」
- 4 炊飯器で8~10時間、ふきんをかぶせて保温を開始!
- 4-1 1回目(開始から3時間)ふんわり甘い香りが!!
- 4-2 2回目(開始から6時間)香りも強く、水っぽくなってっきた!
- 4-3 3回目(開始から8時間)お米のつぶもかなり柔らかい感じに!
- 4-4 保温から9時間完成!いよいよ緊張の試飲!
- 4-5 つぶ感が気になったら、ブレンダーで撹拌するとさらっとします。
- 5 手作り甘酒の最適な保存方法、保存期間は?
- 5-1 基本は冷蔵庫で保存を。
- 5-2 甘酒は冷凍保存できる?
- 6 週末に甘酒作り、一度試してみて!
みみこ
「発酵レビュー」編集部のみみこです。甘酒が大好きな私。いつでも飲みたいときに手軽に甘酒がつくれたらどんなに幸せだろう。。。と思い自家製甘酒を仕込んで見ました。今回は炊飯器でできる手作り甘酒についてレビューしていきます。
甘酒を自宅で作るメリット
お子様にも安心
みみこ
原材料を自分の目で確かめて作ることができるので、お子様にも安心して飲ませることができます。また、作る過程も一緒に楽しむことでみかみちゃんがレポートした「お味噌の作り方」同様、お子様の食育にもつながりますね!
保存料、添加物不使用でできる
みみこ
米麹甘酒は、やっぱり自然の甘みを楽しむのが醍醐味。スーパーなどで販売されている甘酒の中には、保存料やお砂糖が使われているものを見かけることがあります。手作りすることで、自分の体と健康にあった素材を選ぶこともできますし、材料(米麹やお米)を気分に合わせて変えて作ることができます。
用意する材料と道具は?
材料は2つだけ!簡単に手に入ります!
みみこ
お砂糖がなくても十分甘みのある甘酒が作れます。今回の米麹は、近くのスーパーで売っていた、低温乾燥の乾燥麹を使用しました。使用する麹で味も変りますよ。また、お米を玄米に変えると「玄米甘酒」ができちゃいます。ぜひ試してみてくださいね!
準備する道具はこれだけ
我が家の炊飯器は5合炊きの炊飯器です。作る工程でおかゆを炊くので、3合炊き以上の炊飯器のほうが良いと思います!ふきんですが、私はガーゼを使ったふきんを使いました。
今回使用した甘酒の保存容器はこちら
今回はガラス製の保存容器を使いました。ガラス製のほかにもプラスチックや琺瑯、ステンレス製などがあると思いますが、ゆっくり甘酒を楽しみたい方はガラスや琺瑯など熱湯消毒できるものを選ぶのをおすすめします!プラスチックのものでも、アルコールを使用して中をふき取れば使用できると思います。今回は熱湯消毒した後、念のためアルコールで中をふき取りして使用しました。
面倒な手間なし!米麹甘酒の作り方
まずは事前準備から
お米1合に対して3合のお水でおかゆを炊く
お米をさっと洗って水を切り、炊飯器のお釜に入れてから3合のメモリまでお水を入れて、
おかゆを炊きます。
みみこ
今回私が使ったお米は「あきたこまち」です。あきたこまちは甘みが柔らかく、甘酒にしたらおいしいかな♪と思って使用してみました。まずはご家庭で使用しているお米でスタートするのが手間なく作れるコツだと思います!
米麹を手で細かくもみほぐす
麹が板状になっている「板麹」の場合、麹がパラパラになるまでもみほぐしましょう。力をそこまで入れなくても簡単にほぐれますよ!私は親指の付け根を使ってすりつぶすようなイメージで麹をパラパラにしました。
みみこ
表面に麹菌の菌糸がふわっとついていて、菌が活きてる!と感じます。米麹の種類によって見た目も異なりますが、基本的なほぐし方は一緒です!(麹がほぐすとこぼれやすいので、ほんとはビニールなどを使ったほうが汚れないかもしれません…)
準備ができたら作り始めよう!ポイントは「温度」
おかゆの温度を60℃まで下げたら、麹を混ぜ込む
甘酒づくりは温度管理が命!まずはおかゆの温度を60℃まで下げましょう。私は炊飯器のスイッチを一度切ってから温度調節を行いました。
みみこ
おかゆに麹を混ぜてると、なんだか工事のにおいがうっすら感じられます。甘い香りはせず、「これが本当に甘酒になるの?」という感じ。出来上がりが楽しみです!
麹を混ぜ合わせるとこんな感じ。
おかゆと麹に偏りが出ないようにしっかりと混ぜましょう。麹菌は、温度が上がりすぎても下がりすぎても発酵が進まないので、ここでも60℃に保つのがベスト。混ぜているうちに55℃くらいまでさがっても大丈夫です。
みみこ
見た目の印象は、おかゆの水分を麹が吸って、もったりとした感じ。見た目は少し黄味がかった色合いをしています。
55~60℃に保ち、保温を開始。
米麹とおかゆがしっかりと混ざったら、温度計を使って、55~60℃の間になっているかを確認します。この温度、米麹が活性化する温度なんです。菌が活性化することで、甘酒特有の栄養素を引き出すことができます。
みみこ
温度が高いようだったら、空気を入れるように混ぜてみました。あまり混ぜすぎると表面が乾いてきてしまうので、ほどほどに。温度が55~60℃の温度に保つことができていれば、あとは発酵が進むのを待つだけです!
炊飯器で8~10時間、ふきんをかぶせて保温を開始!
ここまででほとんどの調理工程が完了。あとは8~10時間、途中2~3回混ぜながら保温するだけ!混ぜるときの甘酒の様子を見ていきましょう。
みみこ
炊飯器は、ふたを閉めたときの保温温度は約70℃といわれていますが、ふたを開けて保温をするとだいたい60℃前後に保つことができます。この効果を甘酒の発酵に活用することで美味しい甘酒ができるんです!
1回目(開始から3時間)ふんわり甘い香りが!!
米麹を混ぜたばかりは、もったりとしていて余分な水分がない印象でしたが、少し水分が戻ってきた感じ。まだ麹とおかゆがそれぞれの形を保っている状態です。色味は淡いクリーム色の雰囲気。香りをかいでみるとほんのり甘い香りがしてきます。
みみこ
3時間でここまで発酵が進むとは!混ぜたばかりの時は想像もしていませんでした。この後どんな感じになるんだろう、期待に胸が膨らみます!
2回目(開始から6時間)香りも強く、水っぽくなってっきた!
混ぜることにお米の粒が柔らかく溶けていく感じが。香りも強くなってきました。
みみこ
混ぜてる時も「ちゃぷちゃぷ」と水分の音が多い感じがしてました。粘り気も、1回目よりもなく、少しサラサラとした印象です。
3回目(開始から8時間)お米のつぶもかなり柔らかい感じに!
混ぜたときの粘り気も少なく、トロっとした感じ。かき混ぜているときも重たさを感じなくなってきました。
みみこ
写真だと少しわかりにくいのですが、色味がだんだん白っぽくなってきました。出来上がりまであと一息!
保温から9時間完成!いよいよ緊張の試飲!
写真のとおり、白く、水分がたっぷり出てきた感じがしてきました。そろそろかな、と思い試飲をしてみることに。すると、「あ、甘い!」まろやかでいながらすっきりした感じの甘さが口いっぱいに広がります。
つぶ感が気になったら、ブレンダーで撹拌するとさらっとします。
もしご自宅にブレンダーがあるようなら、撹拌してつぶ感を消して飲み口をよりさらっとさせることができます。ブレンダーがなければ、甘酒を飲みたい量を入れたコップに、お水やお湯(60℃が適温)を入れて、スプーンのヘリをコップにあてて軽くすりつぶすのもおすすめです。
みかみ
市販の甘酒よりはつぶ感があってトロっとした感じですが、甘さは全く引けを取らないレベル。手作りだからなのか、なんだか甘みも優しい感じがしました。我ながら大成功だったと思います!
手作り甘酒の最適な保存方法、保存期間は?
基本は冷蔵庫で保存を。
前述した保存容器に入れて冷蔵庫へ。保存期間は冷蔵の場合はおよそ1週間を目安に食べきってください。それを過ぎると酸っぱいにおいがしてくるので注意しましょう。
甘酒は冷凍保存できる?
甘酒は冷凍保存も可能です。例えばフリーザーバック入れて薄くのばし、折り目を適当なところでつけて冷凍すると、使いたい分取り出すのが簡単です。製氷機を使うのもいいかもしれませんね!冷蔵保存と違って、小分けして保存できるのが冷凍保存のメリットです。
週末に甘酒作り、一度試してみて!
炊飯器を使用している時間が比較的長いので、週末に作り置きするのがおすすめ。毎週末のルーティンにすると、美容、健康習慣も身につくかもしれません。一度やり方を覚えてしまえばとっても簡単な甘酒づくり、皆さんも一度試してみてくださいね!
みみこ
お味噌同様、発酵の進み具合が気になって、炊飯器のふきんを開ける回数をできるだけ減らす。ということを意識してみました。
甘酒の基本的な効果やおすすめの飲み方は下の記事でご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください!
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この記事を書いた人
「発酵レビュー」編集部
mimiko