2020年06月11日更新
甘酒ではない!?福光屋の発酵飲料「ANP71」を飲んでみた!感想&レビュー
金沢で最も長い歴史を持つ酒蔵から販売されている発酵飲料「ANP71」。甘酒かと思いきやそうではなく、発酵飲料として販売されています。今回は、発酵レビュー編集部スタッフが実際に「ANP71」を飲み、味や香りまでレビューしていきたいと思います!この記事が、自分にぴったりの発酵食品と出会える機会となれば幸いです。
目次
- 1 歴史ある酒蔵の福光屋さん
- 2 「ANP71」は、見た目は甘酒、実は発酵飲料だった!
- 2-1 「ANP71」とは、植物性乳酸菌「ANP7-1株」をつかったドリンク
- 2-2 「必須アミノ酸」「ブドウ糖」などの栄養素を豊富に含んでいるANP71
- 2-3 原料は米と米麹のみ。添加物もない優しい発酵食品
- 3 今回は2種類の発酵飲料「ANP71」を飲んでみました
- 3-1 どちらも香りはない
- 3-2 味は甘酒のようなクセも少なくさっぱり
- 3-3 飲料の見た目はほぼ甘酒
- 3-4 大きな違いは、植物性乳酸菌の数
- 4 ANP71を2週間ほど飲み続けてみました
- 4-1 なんとなく感じた体の変化
- 4-2 毎日でなくとも、自分のペースでコツコツ飲みたい
- 5 まとめ:甘酒が苦手という人にもおすすめの発酵飲料
- 5-1 今回紹介した商品はこちら!
みかみ
発酵レビューのみかみです!発酵食品から化粧品まで、様々な商品を展開している福光屋さん、みなさんはご存知でしょうか。福光屋さんでは、お酒や甘酒の他に、発酵飲料も販売しています。今回は、私みかみが、福光屋さんの発酵飲料「ANP71」を飲んだ感想などをお伝えしていきたいと思います。この商品が気になっている方はもちろん、健康や美容を目的とした腸活を考えてる方まで、発酵食品を選ぶ時の参考情報としてご活用いただければと思います!
歴史ある酒蔵の福光屋さん
江戸時代から創業されている福光屋さんでは、現在米醗酵技術を活かした日本酒やリキュール、甘酒や調味料といった発酵食品から化粧品まで、様々な商品の製造販売をされています。今回ご紹介する発酵飲料「ANP71」も、技術と知識を活かした商品であることが伺い知れます。
本社は金沢にありますが、直営店は東京都内の百貨店にも出店されています。公式通販もされているので、近くにお店がなくとも、購入できるのは嬉しいですね。
「ANP71」は、見た目は甘酒、実は発酵飲料だった!
「ANP71」とは、植物性乳酸菌「ANP7-1株」をつかったドリンク
ご紹介する「ANP71」が何か、まずは公式サイトを見てみました。
良質の契約栽培米を、植物性乳酸菌「ラクトバシラス・プランタラムANP7-1株」と麹で醗酵させたお米の乳酸菌ドリンクです。
出典:https://www.fukumitsuya.com/item/45610.html?bno=official_ec&_ga=2.72348307.1014546712.1591693884-1960444784.1590397581どうやら「ラクトバシラス・プランタラムANP7-1株」という菌で発酵させた飲み物のようですね。商品名にも使われていますが、どんな菌なのでしょうか。公式サイトを改めて見てみると、
奥能登に伝わる「アジのなれずし」から発見された植物性乳酸菌。
出典:https://www.fukumitsuya.co.jp/foods/anp71/とのこと。菌の名前から、近未来的のような新しく生み出されたような印象を受けましたが、実は昔から地元の方に慣れ親しまれている菌なのかもしれませんね。
「必須アミノ酸」「ブドウ糖」などの栄養素を豊富に含んでいるANP71
体内では作られない、体外からの摂取が必要な「必須アミノ酸」や、身体のエネルギー源として重要な役割を担っている「ブドウ糖」などの栄養素を豊富に含んでいるようです。毎日の健康を維持する手助けとなりうるドリンクとも言えるでしょう。
原料は米と米麹のみ。添加物もない優しい発酵食品
飲料のパッケージに書かれている原材料をみてみたところ、なんと米と米麹のみ!(実は私、購入してから初めて気が付きました…。)添加物も使っておらず、アレルギーの元となる大豆や乳製品などの食品も一切はいっていないとしっかり書かれています。発酵のパワーだけでつくられているとのことで、食物アレルギーの方や、添加物を気にされている方にとっては、安心して飲むことができるドリンクですね。
今回は2種類の発酵飲料「ANP71」を飲んでみました
今回は「お米の醗酵飲料ANP71」と、「ANP71プレーン」の2種類を一本ずつ飲み比べてみました。どちらも1本あたり150gの飲みきりタイプ。それぞれの見た目や香り、味などをお伝えしていきたいと思います。早速見ていきましょう!
どちらも香りはない
香りはほとんどありませんでした。これはちょっと意外…。すこしとろみのある液体なので、多少なり麹のような香りがあるのかとばかり想像していました。
味は甘酒のようなクセも少なくさっぱり
「お米の醗酵飲料ANP71」はさっぱりとした甘みと酸味で、甘酒のような強い甘さはなく、飲みやすい印象を受けました。
一方「ANP71プレーン」も、「お米の醗酵飲料ANP71」と似たような味ではありますが、こちらのほうがヨーグルト風味になっているためか、やや酸味が強く感じられました。
みかみ
飲み進めると、半分の量を飲み終えたあたりから、口の中に、カルピスを飲んだ時にできる白いかたまりが残りましたが、私はとくに気にならずそのまま飲み進めました!
飲料の見た目はほぼ甘酒
どちらのドリンクも、白濁した液体の中に白いつぶつぶが入っていました。おそらくお米ではないかと思われます。容器の下につぶつぶが沈殿するので、飲むときは一旦フタを閉め、振ってから飲むほうがよさそうです。
大きな違いは、植物性乳酸菌の数
左:お米の醗酵飲料ANP71 右:ANP71プレーン
パッケージや液体の色から味まで似ている「お米の醗酵飲料ANP71」と「ANP71プレーン」。原材料もお米と米麹のみでどちらも作られており、一見違いがよくわかりません。一体何が違うのだろうとパッケージを見ていたら、植物性乳酸菌の数に違いが。写真左の「お米の醗酵飲料ANP71」は、植物性乳酸菌が1,500億個、右の「ANP71プレーン」のほうは、1,000億個と、比較すると500億個の差がありました。
みかみ
植物性乳酸菌の数が多い「お米の醗酵飲料ANP71」は、「ANP71プレーン」と比較するとお値段が若干高く設定されているので、味の好みや価格で検討してみてもよさそうです。
ANP71を2週間ほど飲み続けてみました
せっかくなので、どれくらい効果があるのか毎朝1日1本を朝食前に飲み、その生活を2週間続けてみました。今回は「お米の醗酵飲料ANP71」12本入のセットと、ANP71のプレーンをいくつか購入。人によって効果が異なったり、体質や体調によるところもありますので、あくまでも一例として参考にしていただければと思います。
なんとなく感じた体の変化
飲むとなんとなく、体がしゃきっとする感じがあり、疲れている時や夏の暑さにバテそうな時に改めて飲みたいなーと思ったのが第一印象でした。もしかすると栄養ドリンクの代わりとして飲むのもいいかもしれません。
あと、飲み続けている間は、お通じの調子が比較的良くなったような気がします。私はいつも便に固さが残る場合が多いのですが、飲み始めて2日目の朝には、便の固さもなくスムーズにトイレを済ますことができました。(その後数日こんな感じだったので、おそらく効いたのでは…?と思っています。)あくまで個人の感想なので、参考程度にしていただければと思いますが、お通じで悩んでいる方がいたら「こういうドリンクもあるよ~」と紹介してもいいなと思いました。
毎日でなくとも、自分のペースでコツコツ飲みたい
価格はというと、一本あたり「お米の醗酵飲料ANP71」は税抜300円、「ANP71プレーン」は税抜200円(2020年6月時点)なので、なかなかのお値段です。ただし、「お米の醗酵飲料ANP71」のほうは、まとまった本数を購入すれば1本あたりの金額が安くなりお得になるようです。また、賞味期限は冷蔵で未開封であれば製造日より1年も保存できるので、まとめて購入しておいてもよさそうですね。今回はレビューということで毎日欠かさず飲み続けましたが、毎日でなくとも、ちょっと疲れが溜まった時などに飲む!といったペースでもよさそうです。
まとめ:甘酒が苦手という人にもおすすめの発酵飲料
いかがでしたでしょうか。歴史ある酒蔵の福光屋さんがつくった発酵飲料「ANP71」、味も甘すぎずさっぱりしているので、毎日抵抗なく飲み続けられるのはやっぱりいいなと思います。「楽しい・美味しい」がないと、食べ続けることが苦しくなってしまいますからね。甘酒が嫌いな夫も「これなら飲める」と言っていたので、甘酒が苦手な方にも飲んでみてほしい一本でした!それでは、素敵な発酵ライフをお過ごしください!
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この記事を書いた人
「発酵レビュー」編集部
mikami
福光屋は1625(寛永2)年創業の金沢で最も長い歴史を持つ酒蔵です。
出典:https://www.fukumitsuya.co.jp/company/